いつから衣替え??

  • 今日、「吉原年中行事」について調べていたら、なんと!

吉原では5月5日の端午の節句を境に、単衣に衣替えしていたそうです。
「仕着せ日」といったそうで、その頃に廓では「甘露梅」というお正月用のお菓子をつくったそうです。(梅に紫蘇の葉を巻いて甘く漬けた物らしい…美味しそう)
旧暦だから、今だと2週間ぐらいずれるけど、理にかなってる。
5月後半に袷は暑いー。
6月単衣説って、どこからでてるの?
江戸時代でも、玄人と堅気では、衣替えの時期が違ったのかな。
ちょっと悩ましいですね。

  • それから「内股」についてなんですけど。

江戸中期(鈴木春信や湖龍斎あたり)から幕末にかけての浮世絵をつぶさにチェックしたんですが、「内股」の女性なんて一人も描かれてないのです。
ぎゃくに「蟹股」の女性もいないんですけど。
どちらかというと「真っ直ぐ」。
最近よく言われる「骨盤のゆがみ」という観点から見ると、きわめて理想的な姿勢をなさっている。
両膝をぴっちりつけて、足先は真っ直ぐ前方へ向けて歩く。
褄をとる姿勢で、軽く膝をゆるめている。
昔の女性は、生理の経血を自分でコントロールできたというから、インナーマッスルがきっちりあったのでしょうね。
着物って、「内股」でヨチヨチ動くような衣服じゃないということですか・・・。
かといって「蟹股」でガシガシ動く衣服ではないこともお忘れなく。
・・・それにしても誰が「内股」なんて言い出したのでしょうね。
竹久夢二あたり?